つくも神貸します

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深川で古道具屋兼損料屋「出雲屋」を営む、お紅と清次。
そして、出雲屋に住みついている「つくもがみ」という妖怪たちが引き起こす騒動を描いた物語です。
 
お紅と清次は「つくもがみ」の存在は知ってて、「つくもがみ」たちが、貸し出された先々で仕入れてくる噂話を話しているのを、店の奥でいつも聞いて色々な出来事が展開していくという感じ。
 
「つくもがみ」たちは人間とは話さないながらも、清次たちが望んだ噂話を持って帰ってきたりして、持ちつ持たれつでありながら一定の距離を保ってるのが面白いなと。
 
人間と妖怪が力を合わせてって話はありがちやけど、この距離感が絶妙だなぁと^ ^
 

つくもがみ貸します (角川文庫)