超思考
北野武さんの「超思考」です。
北野武さんが「政治」「芸術」「医療」「教育」などを日本で起こった出来事や問題になっていることに交えながら、思ったことや考えたことを綴っています。
注意として、「暴言の裏が読み取れない、冗談の意味がわからない、無性に腹が立つなどの場合、直ちに読書を中止することをお勧めします。」とありますが、それほどではありませんでした。
前半は政治や社会問題が取り上げられており、「言葉狩り」、「医師不足を解消するには」、「死刑の是非」、「高齢化社会」についてかかれ、後半部分は「お笑い」や「過去と現在」が綴られてます。
印象に残ったのは「不景気のせいで二極化しているのは、人の心といった方が正しいのかもしれない」と「襤褸(ぼろ)は着てても心は錦、という歌の文句があったけけれど、今の世の中はその正反対。錦は着てても心は襤褸」の部分です。
まさに物が溢れ、大量消費するだけのこの時代にはあってるかなと^^;
個人的には放送禁止になってる「めくら」や「乞食」なんかより、「殺すぞ」とか言ってる方がよっぽどどうなんだろうと思う。幼稚園児とかが平気で「殺すぞ」とか言っちゃってるからね(ーー;)
おいらの子供の頃って「泣かすぞ」って言ってたよなぁと…
一応、「北野武の個人的思想並びに政治的見解と必ずしも一致するものではありません」と書いてますが、かなり本音で書かれてるのではないかと思われます。
「ひょうきん族」見てたから北野武よりビートたけしの方がしっくりくる(笑)
単行本