家族ドミノ
古川春秋さんの「家族ドミノ」です。
遺産相続を巡る3兄妹のお話です。
物語は長男、長女、次男それぞれの視点で展開していきます。
長男、長女、次男それぞれに一千万円が必要となるところから物語が始まります。
そして、この3兄妹が困っている時に父親の訃報を受け、遺産でなんとかなるのではと思ってたのですが、実はこの3兄妹は父親から勘当されており父親が経営していた会社、家は叔父が継ぐことに。
残ったのは父親が蒐集していた美術品を売ったお金一千万円と金庫に残された遺言状。
遺言状にはのこりの遺産の振り分けが書かれていると父親の弁護士に言われ、開けようとしますが通夜が終わると香典が入っている金庫と間違われて盗難に遭います。
そこから遺産を独り占めしようとしていた兄妹が力を合わせてこの金庫を取り戻すために走り回ることに。
果たして、残りの遺産は誰の手に?
そして、3兄妹はそれぞれのピンチを乗り越えられる事ができるのでしょうか?
面白くて一気に読んじゃいました。
まさか最後にあんなどんでん返しがくるとは(笑)
単行本